研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

YAMAHA製 YDA138 デジタルアンプ自作キットの研究・改造6.

もう一年以上もご無沙汰でした。NFJのYAMAHA製 YDA138 デジタルアンプ自作キットの高音質化です。改造を始めていたのですが、誤ってテスターを当てた際、ICを昇天させてしまいました。5Vの内部ジェネレーションが動いていない(5Vを出していない)状態でしたのでICが飛んでしまったのだと思います。本当に簡単に飛ぶので(実は一回ではない)ちゃんと放電してからテスターを当てるなど注意しなくてはなりません。とりあえず、ICだけを注文してそのままになっていました。この間TUBE-04のジャンクを手に入れまして、こちらも盛大にYDA138が焼けてしまっていましたので、ようやく重い腰を上げて初志貫徹することにしましょう。

まず、壊れたICをヒートガンで外したのちICのはんだ付けです。

ICを外したところ


そして新しいICをはんだ付けするわけですが、裏にもGND端子があり、やりにくいことはやりにくいですが42-pin SSOPなので(端子の間隔があいているので)TDA7498なんかに比べるとましかなという気がしました。と言いたいところだったのですが、動かない。ICのそれぞれの足と外部の部品の接続を確かめたうえでIC周りの電圧をチェックしたのですが、ICの足の部分でモニタするとまた下手すると壊すのでつながっている部品の部分で電圧を図っていきました。ICは5Vを出しており、今回は壊れていないようです。一つ一つチェックしていくとどうもVREFRやINRのあたりの電圧が怪しい。結局ここにつながるコンデンサ2つを交換したところスッと動きました。これからいろいろいじくるのにいちいち出力をドライバーで切り替えるのは面倒なので、バナナプラグが使えるスピーカージャックで仮のコネクターを作りました。


久しぶりにこのアンプを聴きましたが、悪くないですね。少し重心が高めでキチキチしていますが、中低音の響きが悪くないです。ただ、出力を上げると歪みますね。次からは改造です。