研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

EL34シングルアンプ11:改造2

EL34アンプの解析はまだまだ続けていきますが、ここで一度現在までの方針を実機で試してみたいと思います。特に不安がある入力感度について確認しておきたいということが大きいです。あとで述べるかとは思いますが3結での改造では現在まで検討した6SL7(6n9p)のプレート、カソード両抵抗の他にEL34のカソード抵抗もかえるつもりです。ただこちらは2Wの耐圧が必要で部品を注文しないといけません。5結での解析・改造も考えているのですが、こちらで第2グリッドに入れる電圧を変えることからここでも2Wの抵抗が必要と思われ、合わせて注文したいのでまだこれらは手元にありません。そこで6SL7のプレート、カソード両抵抗(これらは1/2Wで十分)だけを手元のものと交換して、特に入力感度が適当かどうかを中心に試してみました。

まず、感度ですが通常使うラズパイとDACの出力に於いてはボリュームを全開にしたら結構うるさいといった感じでした。オリジナルやいつも使っているアンプと比べると低いですが実用上は問題ないかなと。これ以上パワーを求めるならプッシュプルや半導体、あるいは今回のを5結にといった選択肢になると思います。自作のスピーカーよりB&Wの方が感度がいいのでこちらの方があっているような感じです。それよりも、出てきた音の実際の聴感ですよ。たった2つの(ステレオで4つ)の抵抗を、しかもそこらに転がっているのに変えただけなのですが、全く別の鳴り方です。今まで低音がそこそこなのはシングルだし安物だしね。サブウーファーがあるからいいよね。と思っていました。すみませんでした。私の間違いでした。B&Wが実によくなります。しかも非常に心地いい。定数一つでこんなに変わるんですね。俄然やる気です。