研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

FX202A/FX-36A PROの改造3.

これをもとにユニバーサル基板を組み立てます。一か所空中配線となり、お恥ずかしいのですが、こんな感じです。 パワートランジスタは2SD1126、前段は2SC1815で組みました。次に基板の電源ライン、バルクコンデンサの手前のところをパターンカットします。基…

FX202A/FX-36A PROの改造2

FX-2020A+CUSTOMの改造を通して自分なりの結論としては、D級アンプに於いてPower Supply Rejection Ratio(PSRR)が定義されていたとしても、やはり、パワー段の電源については何らかの安定化をした方がいいであろうということでした。これは自分の環境である…

NFJのTUBEラインアンプ、お求めいただきありがとうございました。

NFJさんのTUBE-00J、TUBE-00J Unlimited、TUBE-03J+のチューナップ品、驚いたことにこの1週ですべて売れてしまいました。予想外のことですが大変にうれしいです。読んでいただいた方がお求めいただいたのかと思います。高くもないでしょうが安くはないお値段…

奈良に行きました。

今日奈良に行きました。奈良公園の方ではなくて、唐招提寺、薬師寺、町家に行ってきました。唐招提寺、薬師寺は高校以来だと思います。薬師寺では説話を聴きました。相変わらず面白かったです。唐招提寺は古刹という感じがして、木々のあるとても落ち着いた…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造11.改造⑨、視聴

回路のショート、端子へのDC漏れを確認して、オフセット電圧を調整していよいよ視聴です。 私はACアダプターではなくトランス整流の安定化した電源を自作して使っている(そうしないとアダプターだらけになるので)ので、正直、今回の改造はあまり効果がない…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造10.改造⑧

方針が決まったので、ユニバーサル基板を小さく切って回路を組み立てます。 コンデンサはフィルムがたくさんあったのでそれを使っています(結構贅沢、0.1uFの方が大きいのがご愛敬)。組み立て自体は大したことはありません。安定化電源とテスターでテスト…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造9.改造⑦

さて、電源を安定化するにあたって方針は二つかなと思います。 1.MOS-FETかトランジスタを使ってのリプルフィルタ 2.リニアレギュレータを使っての定電圧化 ディスクリートによる定電圧化もできますが、部品点数が多く躯体に入らないのでパスです。1.…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造8.改造⑥

以前に手を入れたFX-2020A+CUSTOMにさらに手を入れました。アナログ初段への電源5Vを独立化したものです。 ampaudio.hatenablog.jp 今回は増幅段・全体の電源の問題です。D級アンプの増幅の仕組みを簡単に言うとすれば、出力段の加電圧を一定にしておき、信…

ヘッドフォンアンプキット:LHPA-DIA_BUFFER-KITの作製・改造②

このアンプの現在の状況をお見せしておきましょう。このアンプ一式はヨックモックのお菓子の缶(シガールですね)に入っています。16VのACアダプター、ステレオミニプラグ(3.5㎜)によるインプットとアウトプット(ヘッドフォン端子)とボリュームがありま…

ヘッドフォンアンプキット:LHPA-DIA_BUFFER-KITの作製・改造①

LHPA-DIA_BUFFER-KITは私が初めて作製したオーディオアンプで、いろいろと改良・改造して今もデスクトップのヘッドフォンアンプとして使っています。 ヘッドホンアンプキット LHPA-DIA_BUFFER-KIT Linkman製|電子部品・半導体通販のマルツ marutsuで売って…

ありがとうございました。

みなさま。いつも見ていただいてありがとうございます。 今週、私が手を入れたTUBE-00JとTUBE-00J Unlimitedがそれぞれ Yahooのオークションとメルカリでお買い上げいただけました。 ありがとうございます。研究している過程でかなりのダブりが出たのと 自分…

FX202A/FX-36A PROの改造

D級アンプの出力にあるZobel Filterの検討の時に使ったFX202A/FX-36A PROをついでですので改造しました。 未改造(左)と改造品(右) このアンプの特徴はTDA7892PEを使用したシンプルなデジタルアンプで、回路を追ってみましたが、ほぼデータシートに記載さ…

FX-2020A+CUSTOMの修理

以前にもレポートしましたが、今回もFX-2020A+CUSTOMのジャンク品を入手したので前回はなかった写真とかも交えてUPします。個体は電源が入らず、LEDもつかず、ショートしている状態でした。開けてみるともうTA2020が割れてしまっていて、ICが壊れているのが…

デジタルアンプのZobel filter 2

デジタルアンプでの出力にあるZobel filterの検討のつづきです。アースに逃げる分の意味は何となく分かったとしますが、次に考えたいのが、これを構成するコンデンサの種類です。尊敬する先人も含め、ブログでこの部分のセラミックチップコンデンサをチップ…

デジタルアンプのZobel filter

NFJさん(や中華製キットの)真空管プリアンプをいろいろいじってきて、パワーアンプの方もいろいろ研究してみたく、いろいろと始めているのですが、わからないところがあり、お知恵を拝借できればと思い投稿します。 気になっているのは出力側のZobel filte…

6J1 真空管バッファアンプキット5.改造②

さて、方針が決まったので以下の通り改造をしていきます。 1.パターンの変更 いたずらっこさんの変更が元です。図の赤四角のところで基板パターンをカットし、黒線の部分を新たに結線します。また、スイッチのところまでもACラインが伸びているので、ここ…

6J1 真空管バッファアンプキット4.改造①

このアンプをそのまま作成した時に気になるのはハムノイズです。私が作ったものでもジーというハム音が聞こえ、気になる人(私です)は気になるでしょう。この原因としてお二人とも挙げられているのが、AC電源とくにヒーター電源の揺らぎが信号ラインのGNDに…

6J1 真空管バッファアンプキット3.作製

作製自体は難しいことはあまりないかと思います。基板にどの部品を入れればいいかが書き込まれているので、部品の極性とかが分かっていれば、間違えなくはんだ付けするだけです。私も初めて作ったときは上のような電圧増幅とか電源の解析とかは全くしておら…

6J1 真空管バッファアンプキット2.回路解析②

真空管による電圧増幅部ですが、TUBE-01Jにとても良く似ています。あちらも±30Vで60Vをつくり、同じ真空管を使うわけですのでにて当たり前なのですが、プレート抵抗は同じ4.7k、カソードの抵抗値が220か200かの差くらいしかありません。 電圧増幅部 したがっ…

6J1 真空管バッファアンプキット1.回路解析①

今回からは6J1 真空管バッファアンプキットについてです。そもそも初めての真空管バッファアンプはこれでした。私はAliexpressで購入しましたが、Amazonとかでも売っています。付属のコンデンサとかが微妙に違っていて面白いです。写真とは違ったものが送っ…

NFJ TUBE-03J+の回路解析、修理、改造:まとめ

TUBE-03J+はTUBE-00JをベースにNF型のトーンコントロール回路を追加したものになっています。このトーンコントロール部はディップスイッチでパスすることができます。この時の挙動はTUBE-00Jと非常に似たものになります。ですので、TUBE-00Jで使える6K4も使…

NFJ TUBE-00J Unlimitedの回路解析、修理、改造:まとめ

TUBE-00J Unlimitedの改造についてまとめます。まず、このUnlimitedはTUBE-00Jと回路設計、部品配置が全く同じで(細かい定数が違うところはありますが)基本的に部品をアップグレードしたものです。 改造全体図 ampaudio.hatenablog.jp しかし、TUBE-00Jの…

NFJ TUBE-00Jの回路解析、修理、改造:まとめ

NFJさんのTUBE ラインアンプについて一通り改修・改造をしてきたと思うので、ここらあたりでまとめておきたいと思います。TUBE-01Jについてはもう少し改造してみたいと思っていますが、スイッチングコンバータを使用しているTUBE-00J、TUBE-00J Unlimited、T…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造6.改造⑤

さて、予告通りTUBE-03J+のB電源にも一石のフィルターを追加します。TUBE-03J+はトーンコントロール回路が追加されていることもあり、TUBE-00Jに比して躯体が大きいのですが、スイッチング昇圧レギューレータの部分が1か所にまとめられており、その区画はシ…