研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

NFJ TUBE-03J+の修理・改造6.改造⑤

さて、予告通りTUBE-03J+のB電源にも一石のフィルターを追加します。TUBE-03J+はトーンコントロール回路が追加されていることもあり、TUBE-00Jに比して躯体が大きいのですが、スイッチング昇圧レギューレータの部分が1か所にまとめられており、その区画はシールドで囲われています。放射ノイズ的には有利なのでしょうが、この区画を超えて配線することが難しく、基板を置けるスペースはTUBE-00Jの時に比べても小さいです。そこで、小さいユニバーサル基板の表と裏にスペースを取るインダクタと電解コンデンサを配置しました。実際の基板がこちら

これを組み込んだ様子がこちら

この電源の改造を行うとアンプ自体がとても静かになるように感じます。特にこの03j+はシールドにすべて押し込められるせいか、その傾向が強く、同じくTUNEしたFX-2020A CUSTOMと組み合わせると本当に静かです。最近のブログの通り、ツイーターを増設したので、どちらの機材ともトーンコントロールの必要性はなくなってきているのですが(2020の方はいつもトーンコントロールは切ってある)、この組み合わせは及第点以上ですね。TUBE-00J、TUBE-00J UnlimitedやTUBE-01Jの改造品ととっかえひっかえ聴き比べるのが、最近のブームです。それぞれ、手を入れているからでしょうか、真空管オペアンプの違いがダイレクトにわかる感じです。