研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

6K4 project: AIYIMAのTUBE-A3を改造8:仕上げ

B電源を127Vにあげてプレート抵抗、カソード抵抗を見直し、交換ができるようにして6K4、6J1共に鳴るように改造してきました。しばらく聴いていて問題がないようなのでこのまま聴き続けるであろうと判断してTUBE-03J+で培ってきた改造も施していきます。まず、電源ノイズのフィルターですが耐圧は大丈夫なのでそのまま使えます。スペースが心配でしたが工作も慣れて基板の密度も少し上がったこともあり問題なく入りました。次に信号に直列な抵抗ですがテスターで追ってみるとTUBE-03J+とは微妙に違います。すべてTHDでしたのでBispaのLGMFSAに変更しました。オペアンプ電源のリプルフィルタについては同様に基準コンデンサを固体コンデンサに変更。トーンコントロール回路へのオペアンプ間のカップリングコンデンサはスキップしました。ちなみにトーンコントロールはTUBE-03J+とは違いスイッチでスキップできません。最後に入力、出力、オペアンプから真空管への3つのカップリングコンデンサですが、TUBE-03J+ではオペアンプから真空管へのデフォルトがWIMAであったためWIMAにしましたが、今回はWIMAが切れていることもあり、いつものようにピンを立てていろいろ試してみることにしました。ここの部分は音への影響は強い部分なのでいろいろ試してみることにしましょう。6K4で合わせたことはありませんでしたし。現在は5654Wでプレート抵抗高め-バイアス深めで聴いていますが良いですね。ロードラインの引き方でこうも違うのかといったことを感じられてこれで今回の改造はひと段落です。TUBE-03J+とは違ったものに仕上げることができましたし、十分楽しめた改造でした。