TUBE-A3
TUBE-A3の改造については終わりにするつもりでしたが、チューンナップを終えて5654Wで5654W用のチューニングで聴いているととても良いのです。そこで元々の目的である6K4ではどうなっているか確かめてみることにしました。真空管は6K4(北京 Military grade)…
さて、昨日のブログを見ていただいた方の中には5654W(6J1) はシャープカットオフ管なのだから、電源電圧を上げた場合はロードラインを寝かせて、バイアスを深く取ればゲインも上がるし良いのではないかと思われる方もいるかもしれません。私もそうでした。で…
さて、ここまで方針を決めればもうあとは簡単です。電源の改造も終わっているので、プレート抵抗、カソード抵抗を交換するだけです。カソード抵抗は6K4(6BA6)と6J1(5654W)で入れ替えれるようにピンを立てます。こんな感じです。 4つ抵抗を代えています もの…
さて第一目標の6K4を動かすときの回路は大体決まりました。次は5654Wや6J1の時どのような動作をするか考えてみましょう。5654WのIp-Vp曲線に改造前(赤)と改造後(オレンジ)のロードラインを重ねてみます。 今回はシャープカットオフ管なのでバイアスが深…
B電源127Vがようやく安定したことで念願の電圧増幅回路に手を入れます。再び6K4のIp-Vp曲線状にロードラインを見てみます。 ここで電源が127Vに定まったということは大体ロードラインのX切片が127Vに決まったということを意味します。あとはどのような傾きの…
さて、前回の方針を達成するにはまず、プレート電圧を上げるのが手っ取り早く、かつおそらく必要不可欠となります。TUBE-A3の電源回路はTUBE-03J+のものとほぼ同じ回路構成ですからDC-DCコンバーターの回路定数をいじって変更できます。抵抗以外、特にコンデ…
昨日の方針 1.プレート電流を上げる。 2.プレート電圧を上げる。 3.6K4(6BA6)はリモートカットオフ管なのでバイアスは浅めにする。 がどうしてそうなのかを少しまとめてみましょう。まず、6K4の三極結合した時のEp-Ip特性をデータシートから見てみましょ…
手に入れたTUBE-A3を改造するにあたって、TUBE-03J+との比較をした結果ほとんど同じ回路構成であることがわかりました。この後の改造ですけどTUBE-03J+と同じ改造をしても面白くありません。 ampaudio.hatenablog.jp もともと掘り出し物ですので「壊してもい…
AIYIMAのTUBE-A3を手に入れる機会があったのでTUBE-03J+と比較してみました。 左がTUBE-A3、右がTUBE-03J+です。外見、基板パターンともそっくりです。TUBE-03J+にはスイッチングレギュレーターをシールドで囲っていますが、そのシールドをつけるためのパタ…