研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

6K4 project: AIYIMAのTUBE-A3を改造9:6K4試聴

TUBE-A3の改造については終わりにするつもりでしたが、チューンナップを終えて5654Wで5654W用のチューニングで聴いているととても良いのです。そこで元々の目的である6K4ではどうなっているか確かめてみることにしました。真空管は6K4(北京 Military grade)で左右のプレート電圧差は0.5V以下(0.2V実測)。カップリングコンデンサは東新工業のメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 250V 1μF(E33の刻印あり)で統一。オペアンプはバッファがOP627,トーンコントロール側がオリジナルのNE5532です。パワーアンプはTDA7377のAB級アンプもしくはYDA138のD級アンプを使用しました。スピーカーは自作の2way。どれもこのブログで紹介しているものです。視聴はプレート抵抗とカソード抵抗(バイアス)が2種類ずつ、計4種類の組み合わせとなります。

1. プレート抵抗低め-バイアス浅め。6K4用チューニング。明るく優雅な音、改造前のダルさは全く感じず、透明感が高い。7377ではとても心地がいい。YDA138ではやや聴こえすぎる感じ

2. プレート抵抗高め-バイアス浅め。オリジナルのA3に近い感じ。1に比べるとおとなしい。

3. プレート抵抗低め-バイアス深め。想定していない組み合わせ。音がぼける感じ。

4. プレート抵抗高め-バイアス深め。6J1用チューニング。予想外に良い、ひずんでいると思うのだがとても気持ちがいい感じでずっと聴いていたいといった感じ。

6K4については狙い通りといった感じですね。