研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

NFJ TUBE-00Jの回路解析、修理、改造14。改造⑨

Unlimitedの電源強化(一石フィルター基板の追加)がとても良い感じでしたので、Tune upしている普通のTUBE-00Jにも追加してみます。なんだか、キツネとイタチの追いかけっこみたいになっていますが,,,。 TUBE-00Jの場合は一つ考慮しないといけないことがあ…

ツイーターの追加2

今回、新しく買ったツイーターを上乗せします。つまり、フルレンジの方の高域はカットしないことにします。ツイーターは6dBでカットしてその周波数は5kHzにします。この場合、入れるコンデンサーは2uFとなり、そうするとラインアンプのチューンナップでだぶ…

ツイーターの追加

私は普段音楽を聴くときはNFJさんの下のスピーカーを自作のエンクロージャに入れて使っています。 もともとB&Wの705S2(これはお気に入りです)を新しい自作アンプや改造アンプにつなぐ前に、壊れないようにテストのために作りました。エンクロージャも落ち…

NFJ TUBE-01Jの修理・改造3.改造

さて、真空管の回路自体は非常にシンプルですので改良するところは限られます。信号はリレーでコントロールされている減衰器を通ったのちボリューム抵抗、入力カップリングコンデンサ、4.7k抵抗、真空管、出力カップリングコンデンサから出力されます。まず…

NFJ TUBE-01Jの修理・改造2.回路の解析

別基板に乗っている電源回路は+11.4Vから±30Vを作り出す凝った作りになっていますが、増幅回路自体はとてもシンプルです。この正負電源を合わせて60VをB電源とし、4.7kΩのカソード抵抗で電圧変換し、1uFの出力カップリングコンデンサを通して出力します。入…

NFJ TUBE-01Jの修理・改造1.

NFJさんから TUBE-01Jのジャンク品を手に入れました。このラインアンプは持っているのですが、回路の勉強と改造のためにいくつか手に入れました。TUBE-00J(Unlimiited)やTUBE-03J+とは違い、このアンプではスイッチングコンバータで12Vを昇圧していません…

DAC-SQ5Jの修理

NFJさんからDAC-SQ5Jのジャンクを手に入れました。 プチプチに梱包されていました。 症状は、音がでない、コンピューターから認識されない、液晶も暗いといった感じで、パイロットLEDがつく以外はただの箱状態でした。 開けて調べてみると、オペアンプに入る…

NFJ TUBE-00J Unlimited 修理・改造5:改造③

実際のところ、今回の問題は、組み込むスペースです。仮組の基板とそれを躯体に入れている状態です。ユニバーサル基板を切断して、横倒しにして入れることにしました。 仮組した基板の組み込み 実際の基板の組み立て自体は簡単です。配線ですがまず、R109//R…

NFJ TUBE-00J Unlimited 修理・改造4:改造②

フィルター効果のシミュレーション

NFJ TUBE-00J Unlimited 修理・改造3:改造①

さて、今回の改造は電源を考えてみることにしました。NFJさんのラインアンプは大きく2種類に分けれると思います。どちらも直流12VからB電源を生成するのですが、まずTUBE-01Jの方、これは直流をコイル2種類を通したのちわざわざ交流にしてトランスで昇圧、整…

NFJ TUBE-00J Unlimited 修理・改造2:修理

ここ一週間、研究費の申請書の追われていまして、いろいろなことが後回しになりました。投稿もしなかったですね。改良したTUBE-00Jで音楽を聴きながら申請書をかいていました。というわけで改造したTUBE-00JやTUBE-003J+に比べて後手を踏んで聴く機会が少な…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造5.改造④

TUBE-03J+ですが、前回の改造で信号に直列つまり、信号が直接通るような形の抵抗はチップ抵抗、スルーホール抵抗に関わらず交換して、良い結果を得ました。TUBE-00Jでも同様な結果でした。これに対して信号に対して並列な抵抗の交換は効果が少ないと考えられ…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造5.改造③信号抵抗交換

今日はTUBE-03J+をもう少しいじりました。 以前、入力部の抵抗2.2k(R202)はタクマンのThe Pinkにしたのですが、そのほかの抵抗(信号に直列な抵抗)は手持ちがなく、そのままにしてありました。 今回はチップ抵抗も含め、これらを交換していきます。 R205(…

TDA7377 パワーアンプの作製4.(NFJ基板から)ケーシングと視聴

ユニバーサル基板の組み立てが終わったので、安定化電源と周波数発生装置、オシロスコープで確認を取った後、ケースに組み込みました。まず、TDA7377はお菓子箱の短い面に直接取り付け、元々の基板についていたヒートシンクを外に出した形で結合しました。こ…

TDA7377 パワーアンプの作製3.(NFJ基板から)

実際の基板への配線ですが、私は片面のユニバーサル基板を使って、ランドがない面にもスズメッキ線を這わせて配線しています。これによって、プリント基板の両面基板に近い形での配線ができます。部品の配置もKicadを使って、グリッドを2.54㎜として、それに…

TDA7377 パワーアンプの作製2.(NFJ基板から)

図が実際の回路図となります。 回路図 入力側ですがオリジナルの基板はTDA7377への入力が減衰し、ローカットのフィルターになるので使用せず、入力カップリングコンデンサだけにしました。本来ならここに入力抵抗とアースに向かっての抵抗を入れるべきなので…

TDA7377 パワーアンプの作製1.(NFJ基板から)

NFUさんの390円の完成基板からパワーアンプを再構成します。20-30W(4Ω)のバランスステレオアンプです。

NFJ TUBE-00Jの回路解析、修理、改造13。改造⑧

TUBE-00Jを改造してそれなりに満足(実際にはかなり満足)していたのですが、音質が良いといわれるチップ抵抗が手元にあり、その定数がさらなる改造にぴったりだったので手を入れてしまいました。 ampaudio.hatenablog.jp 今回手を入れたのはこの二つの(チ…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造4.改造②トーンコントロール回路

さて、TUBE-03J+について一通り(TUBE-00Jに準じた)改造は終了しました。とてもいい音と思うのですが、元々入力もフィルムコンデンサだったこともあって、TUBE-00JやLimitedの時のような”おー”といった感動はない感じでした。それではつまらないのでトーン…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造3.改造

前回の解析からもTUBE-03J+の改造もTUBE-00JやTUBE-00J Unlimitedと基本的には同じ方針となります。改造点は 1.カップリングコンデンサの交換 2.オペアンプ電源のフィルターの基準コンデンサの交換 3.入力部の抵抗の交換 4.6BA6などの他の真空管が使…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造2.解析

TUBE-03J+ですが、構成はTUBE-00Jにトーンコントロールを追加した形です。真空管のB電源はDC-DCコンバータで100Vを生成し、この昇圧部はTUBE-00Jと全く同じです。また、オペアンプに供給する単電源も一石によるリプルフィルターを通しており、これもTUBE-00J…

NFJ TUBE-03J+の修理・改造1.修理

NFJさんから購入したジャンクシリーズですが、今度はトーンコントロールがついたTUBE-03J+です。 FX-AUDIO- TUBE-03J+ [ブラック]トーンコントロール機能搭載 真空管ハイブリッドプリアンプ FX-AUDIO- Amazon いくつか入手しましたが、いろいろな壊れ方をし…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造7.改造⑤

FX-2020A+CUSATOMでは入力信号はR1-C1-R44-Volumeの入力抵抗分-オペアンプ1の反転増幅回路-{R53|(オペアンプ2のNF型トーンコントロール回路-R54, |はスイッチで切り替え}-C13-R(10K)-TA2020と進んでいきます。つまり、カップリングコンデンサはC1(10uF)と…

FX-2020A+CUSTOMの修理・改造6.改造④

さて、前回、TA2020のアナログ電源5Vを独立化したことで、低音域の安定も得られたと思うので、いつものようにカップリングコンデンサを電解コンデンサからフィルムに換装します。 このアンプにはNF型のトーンコントロールが搭載されていますが、基本的にこ…