実際の基板への配線ですが、私は片面のユニバーサル基板を使って、ランドがない面にもスズメッキ線を這わせて配線しています。これによって、プリント基板の両面基板に近い形での配線ができます。部品の配置もKicadを使って、グリッドを2.54㎜として、それに沿った形で配線すると大体うまく配線できますし、Kicadの機能を用いてミスも少なくなります。
TDA7377は前後の足が1.27㎜ずれているのでユニバーサル基板に入りませんが、後ろの足を入れて、えいよと横にずらすことで何とか入れることができます。配線としては難しいことはありません。元の基板と並べてみても、いかに小さくまとまるかがよくわかると思います。改訂した基板についているヒートシンクはレギュレータ用で、廃パソコンのCPUにくっついていた物にねじ山を切って再利用しています。TDA7377へのヒートシンクはケース組み入れ時につけます。