研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

NFJ TUBE-00J Unlimited 修理・改造5:改造③

実際のところ、今回の問題は、組み込むスペースです。仮組の基板とそれを躯体に入れている状態です。ユニバーサル基板を切断して、横倒しにして入れることにしました。

仮組した基板の組み込み

実際の基板の組み立て自体は簡単です。配線ですがまず、R109//R110を外したのち、その入力側と出力側に基板の入力、出力をつなぎます。また、アースはMOSFETの3番ピンにつなぎました。いずれも表面実装なので、強度はいまいちでしょうが、注意すれば他の部品を外すことなく組み入れることができました。ついでと言っては何ですが、以前のTUBE-00Jに行っていた改造(入力カップリングコンデンサのフィルム化(1uF WIMA)+オペアンプ電源の基準コンデンサの変更+信号に直列なチップ抵抗をRT0603DRに交換+2番ピンと7番ピンの結合)を行いました。TUBE-00Jでの改造で、出力コンデンサはこの個体に使用してるECQE2を使用していたので、こちらのUnlimitedでは差異を出すためにオリジナルに近い指月の1.2uFに変えました。追加基板の組み込みに際してショートを防ぐためにビニールテープで絶縁していますが、これは、回路に問題ないようでしたらグルーガンか何かで止めなおそうと思います。

この後オペアンプ電源の基準コンデンサを交換しました。

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真空管を外して、そしてさらに入れた状態で5番6番ピンの電圧が問題ないことを確認し、念のため、DC漏れがないことも確認して、いよいよ音出しです。最初に聞いた印象は「アンプが消えてしまった」ような錯覚です。パワーアンプにとても静かなFX-2020a-custumの改造品をつかったこともあるのでしょうが、とても静かな、透明度が高い感じでとても心地いです。これで、Unlimitedが現役復帰で、かつエース奪還のようです。

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追記、グルーガンで絶縁し、軽く固定しました。