研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

TDA7377 パワーアンプの作製1.(NFJ基板から)

NFJさんからジャンク品を分けていただいた際にTDA7377を使った出来合いのアンプ基板も購入しました。390円、送料が590円。これを使ってパワーアンプを作ります。

 

この基板で使われているIC、TDA7377は車載アンプで音がいいといわれるものですが4chの出力がありバランス接続で2chの構成(R+,R-,L+,L-)で30Wを出す優れものです。このアンプ基板では2xアンバランスのステレオアンプ+バランスのサブウーファー用アンプの構成でしたが、今回はサブウーファー用のアンプはいりませんので、バランス接続の30Wアンプに構成しなおしました(駆動電圧が低いので30Wは出ません。電源電圧と出力の関係がデータシートでは私の未熟のせいか見て取れなかったので、、詳しい方ご教授ください)。サブウーファー用のサムアンプとバッファ用としてオペアンプNJM4558が装着されていますが、今回のアンプはオペアンプを使った前段は作らず、単純なTDA7377裸のアンプにしました。バランスにするのでパワーとしては私が使うのには十分と思いましたので、ノートパソコン用の16Vのスイッチング電源、もしくは、自作の15Vを出すトランス式の電源の使用を考え、この電源をさらに組みなおすアンプ基板の上でリニアレギュレーターを使って12Vにするというやや電源を強化したつくりにしました。(そこら辺にあったインダクターとフェライトビーズをもつけています。)先人の中には空中配線で2chBLTに改造されている方もいるようですが、私は部品をみな外したうえでユニバーサル基板を使って、再構築してヨックモックの小さなお菓子箱にとりあえず組んでみました。(それなら初めからTDA7377の単品を買いなさいよ、ということなのかもしれませんが、安くてヒートシンクその他部品も手に入りましたので、この基板を買ってよかったと思います。)なるべく、部品は使いまわしましたが、レギュレーターを含めいくつか新しい部品を組み込んでいます。ボリュームなどもつけないシンプルな構造で気に入ったら、ケース、電源等更新するつもりでしたが、とても気に入ったのにも関わらず、そのままで使っています。写真の左半分に作ったアンプ基板が入っていて右半分は空いており、別のアンプ基板を入れてコネクターで入出力を切り替えて、気分によってアンプを替えれるようにしています。(こちらの方はまだ手を付けていません。)電源スイッチもまだないので前面に入力(アンバランス)とDCジャック、後面にバランスのスピーカー出力となります。

アンプの外観