さて、ヘッドフォンアンプの出力DC漏れの対策ですがまずはじめにオフセットの調整回路を組み込みました。下のように教科書通りの回路で計算では300mVくらいは動かせると思います。
調節用の可変抵抗ですが通常は半固定抵抗を使うところでしょうがTDA7377のアンプを作ったときに余っている一連のボリュームがあったのでそれを再利用しています。VEEとVCCはテストポイントがあり、また、オペアンプの-入力につながるテストポイントもあるため、そこにピンを立てて、この調節機構をつなげるようにしました。ちょっと不細工ですが、これで出力オフセットをオペアンプに合わせて0にすることができます。