研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

ヘッドフォンアンプキット:LHPA-DIA_BUFFER-KITの作製・改造③

しばらく触れていなかったヘッドフォンアンプについてです。この基板の作製ですが、初めてでも難しいことはありませんでした。オペアンプのデカップリングコンデンサに表面実装のチップコンデンサオペアンプのすぐそばにつきます。教科書通りですね。)が一か所ありますが、説明書にも書いてあり、戸惑うことはありませんでした。初めは±の両電源ではなく、単電源用にしており、カレントミラーによるレールスプリッタの部分も組みました。回路についてわからなくても(以前の私がそうでした)問題なく作製できます。むしろ、作製した後の実装が初めてではわからないことが多く、戸惑いました。幸い、付録としてIOの基板がついていまして、これにはボリュームとミニジャックの入力、出力端子がついているので、これを使わせてもらうことでかなり楽になりました。あとは電源ですが、初めて作ったときには単電源用に基板を組みましたので12Vまでの単電源が必要で、普通ならACアダプタージャックを実装して12Vアダプターから入れるのでしょうが、電圧を色々変えれるというような記述やらページがあったので簡単な安定化電源のキットを買い、実装しました。

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今なら自分で組んで作ってしまうと思いますが、当時は知識がなかったので。ただ、可変の安定化電源を入れたのは後から見ると正解だったと思います。この電源は16VのACアダプターで駆動します。(25V入力まで行けます。LHPA-DIA_BUFFER-KIT自体はデフォルトでは12V入力まで)。つまり初めは、このヘッドフォンアンプ基板、安定化電源キット、入出力基板でこのアンプは音出ししました。ブロック図はこんな感じです。ここから改造していきます。