研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

AIYIMA TUBE-A3とTUBE-03J+

AIYIMAのTUBE-A3を手に入れる機会があったのでTUBE-03J+と比較してみました。

左がTUBE-A3、右がTUBE-03J+です。外見、基板パターンともそっくりです。TUBE-03J+にはスイッチングレギュレーターをシールドで囲っていますが、そのシールドをつけるためのパターンもTUBE-A3にはあります。ただ、肝心のシールドがA3ではありませんが・・・(笑)。自分は真空管ラインアンプを使い始めたのは去年のことなのでわかりませんが、これから考えるとTUBE-03J+の方がオリジナルなのでしょうか。

書き起こしたTUBE-03J+の回路図を基に比較していきましたが、定数を含めほぼ同じです。昇圧回路のFB抵抗が少し違うようでA3は106Vほどを出力します。こちらの方がやや有利ですね(6K4ではあだになる可能性があります)。これに伴ってかプレート抵抗やカソード抵抗の値や構成もやや違い、TUBE-03J+とは少し違うロードラインで動いています。(ほぼ、誤差範囲ですけど)あと、イルミネーションのLED(真空管の下のやつ)の回路も違います(色も赤ですけど、はじめはどんな趣味かなと思いましたが、不思議としばらくすると慣れますね。)コンデンサはTUBE-A3はメタライズド系を使っているのでしょうか、これを含めカップリングコンデンサは03+の方が高い(良いとは限りませんが)ものを使っているように思えます。

どちらも無改造のもので聴き比べてみますとTUBE-03J+の方がよく調整されている気がします。わずかな差と思いますが。せっかくなのでTUBE-A3の方はスイッチングレギュレーターもいじって大きく改造してみましょうかね。