研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

FX-2020A+CUSTOMの修理

以前にもレポートしましたが、今回もFX-2020A+CUSTOMのジャンク品を入手したので前回はなかった写真とかも交えてUPします。個体は電源が入らず、LEDもつかず、ショートしている状態でした。開けてみるともうTA2020が割れてしまっていて、ICが壊れているのが原因なのが明らかです。以前に買っておいたTA2020-20がまだありますので、これに交換していきます。

まず、もうこのICはダメなので、足をニッパーでジョキジョキきります。(意外と難しい。)前回はICごと外そうと頑張ったのが原因で基板をかなり痛めた反省から、ICを見切ったときにはこうして外すようにしています。あとは刺さっている足を一本一本、はんだごてで温めて、抜いていくだけですが、結構ちまちました仕事で30分くらいはかかった気がします。

取り除かれたICと基板

ここで、一度DV12Vをつないでみます。するとスイッチもばかになっていて常にONの状態で、アダプターを挿すと電源が入ってしまうのですが、とにかくLEDがついて、リレーが入るカチンという音がします。また、ICのところには12Vが来ています。スイッチは別として、やはり問題なのはTA2020-20自身であったようです。

あとははんだをきれいにして、新しい(と言っても中古再利用品)TA2020-20を挿しなおします。今後の改造を考えて8番ピンは浮かした状態で、はんだ付けをしていきます。8番ピンのランドにはスズメッキ線を挿して、8番ピンと空中配線しました。

8番ピンを浮かした状態ではんだ付け

次に、両チャンネルのオフセットを半固定抵抗で0にして、音出しをしました。問題なくあの透明感がある音が出ました。前回は基板を痛めて、どことどこが断線しているのか一つ一つチェックしなければならなかったので、大変でしたが、今回はその工程がなかったので、さっと直ったという感じです。これにも改造をかけて、誰かにあげるか、オークションに出しましょうかね。