さて、3結、5結と改良を検討した結果の回路図は以下の通りです。
3結(無帰還)の場合の予想される出力と歪率は以下の通りです。実測ではなくLTspiceのシミュレートです。(左上は入力(rpm)対出力(W)、残り二つが出力(W)対全高調波歪のグラフです)
0.7Vmax(0.5rpm程度)の入力で出力2.4W、歪率1.3%です。1W出力の時の歪率は0.8%ほどです。
次に5結(帰還抵抗2kΩ)の時の特性です。
3結、5結とも出力を絞って、与えられた条件で歪率を低くする改造ですが、5結はそれが顕著となっています。この条件下(普通のリスニングであろう入力条件)では改造前に比べると110V入力の時と比べても特性は抜群に良くなっています。