研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

NFJ TUBE-01Jの修理・改造11:改造手順②

次に、カップリングコンデンサと信号に直列の抵抗を交換します。今回カップリングコンデンサはITWがついているので出力カップリングコンデンサはそのままにしておきます。もちろん好みで替えていただければいいと思います。入力はWIMAのMKS2 1.0uFに交換しますが、これはサイズを小さくして、リプルフィルターの基板を入れるためです。

入力コンデンサを変更したところ(黄色矢頭)

抵抗は4.7kΩ2本と1kΩ2本を交換します。-6dBのアッテネータを使用する気がないのなら1kΩの交換は不要です。1kΩは基板上にここしかないと思いますが、4.7kΩはプレート抵抗も4.7kΩです。間違えないようにしてください。

4つの抵抗を外したところ(黄色矢頭)


気になる人はこれのプレート抵抗も交換し、自己バイアスのためのカソード抵抗も交換されるといいかもしれません。私も以前交換したことがあるのですが、私の耳ではその二つの抵抗の交換の差を実感することができなかったのでそれ以後は飛ばしております。私は抵抗はBISPAのLGMFSAを使っていますが、DALEのものも持っています。お好きなようにされるのがいいと思います。注意点としては4.7kの方はフォーミングして浮かしてつけてしまうとリプルフィルター基板と干渉します。