研究室の音楽

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NFJ TUBE-00Jの回路解析、修理、改造11。さらなる真空管の交換(6AU6、6BA6等)


本日は小ネタですが、楽しめるTUBE-00J改造です。

真空管についてですが、今までの6J1、6K4、5654Wは同じピン配列で、かつ2番ピンの第3グリッドと7番ピンのカソードが結合しているという特徴があります。

ところで世の中には2番の第3グリッドと7番のカソードがつながっていない真空管もあります。6AU6や6BA6などなど、多分6J2もそうだったと思います。また、2番がカソード、7番が第3グリッドという真空管6CB6や6DE6などなどもあります。このような真空管も改造することでTUBE-00Jで使うことができます。(5654Wのように特性解析をしたわけではないので、適しているかどうかはわかりません。させて音が鳴るだろうと考えてください。)今回6AU6と6BA6を数種類手に入れる機会があったのでこの改造をしました。改造は2つの真空管それぞれの2番ピンと7番ピンを結合するだけです。TUBE-00Jでは2番ピンはどこにも接続されていないのでこれを7番ピンに接続するだけというわけです。この改造をしてももちろん6J1、6K4、5654Wなどもそのまま問題なく使えます。こんな感じです。

2番ピンと7番ピンを結合

これで、これらの真空管を使うことができます。実際にいくつ試してみたのですが、6AU6などはとても素直で5654Wより気に入ったかもしれません。6BA6はリモートカットオフ管で入力の強弱で歪みが出るかもと思ったのですが、バイアスが浅いせいか全く気になりませんでした。私の耳の問題かもしれませんですが。兎に角、これで使えるの真空管はメーカーも含めると膨大な数になりますし、このような5極管は比較的安価に取引されているようですので、少しづつ集めてみるという楽しみができそうです。4000円程度のアンプでこれだけ楽しめればもう満足でおなかいっぱいです。

6AU6を入れてみました。この℗のマークはどのメーカーなのでしょうか。ご教授いただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。