研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

YAMAHA製 YDA138 デジタルアンプ自作キットの研究・改造18:入力カップリングを消したい⑧:調整

写真のようにバラックのままシステムに入れて、試聴してみました。

ブレッドボードの時に比べてノイズはかなり減っています。というか、ノイズの種類が違って今回はホワイトノイズっぽい。音はちゃんと出ているので調整していきます。原因としては1.配線ミスやハンダ不良。2.電磁ノイズを拾っている。3.オペアンプの発振。などが頭をよぎりますが、まずは変だった右チャンネルのオペアンプ周りを精査。ん?10kΩと100kΩを間違えている?オレンジと赤の線を見間違えていました。以前使っていた部品を使いまわしているのでこういうことが起こります。マイナーな配線も訂正したところ、DCオフセットは両チャンネルとも10mV程度、十分でしょう。もう一度システムに入れましたが、残念ノイズは著変ありません。これではない。オペアンプをいくつか代えてみてもノイズは消えない。左右とも同じように出ることからハンダ不良とかではないかな、回路設計やGNDの引き回しの問題だろうか、きちっとケーシングしてから評価しないといけないかな。と思いましたが、気になっていた電源基板のコイルを回路から外すとノイズはピタッとなくなりました。電源ノイズを消すためにノイズを作り出していたようで、うーん、まだまだ修行が足りませんな。新たにオペアンプで2倍のゲインがあるのでYDA138のゲインをジャンパーで18dB(今までは36dB)に変更すると(全体では18dB+6dB=24dB)、バラックのむき出しでもノイズは気になりません。これはいいアンプになりそうです。