研究室の音楽

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YAMAHA製 YDA138 デジタルアンプ自作キットの研究・改造21:入力カップリングを消したい⑪第2案2

実際の回路はYDA138用の3端子レギュレータによる13V強の安定化電源と2.5Vを生み出す基準電圧を設けたnpnトランジスタによるリプルフィルター回路の二つになります。



YDA138は-2.5Vを基準に動くのですが、-側にpnpを用いたフィルターを付けるのではなく、2. 5Vの+を安定化させるようにしています。これは電流を取り出せるようにダーリントン結合しています。前回の第一案で言及しませんでしたがL78S12CVは2A取り出せるのでぎりぎりといったところではあります。YDA138の方もパワートランジスターを使った回路の方がいいかもしれません。

500Ωの半固定抵抗で2.5V引いては出力のオフセットを調整するわけですが、左右を分けていません。左右に分けた場合は仮想GNDが二つになってしまうのですが、左右の出力オフセットの方が問題ですから、結果によっては左右別回路にしなからばならないかもしれません。いずれにしても基板は第一案に比べると単純です。問題はYDA138の基盤の方です