研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

YAMAHA製 YDA138 デジタルアンプ自作キットの研究・改造23:入力カップリングを消したい⑬:第2案4

今回YDA138基板側では入力カップリングコンデンサをバイパスしたうえで、もともとの入力側のアースとYDA138のアースを分離しなくてはなりません。この二つは現状では当然つながっています。これを分離しなければなりません。この基板では入力側のアースはボリュームのところと入力RCA端子のところ(図の黄色の丸部分)と思われますので、青い線のところでパターンカットすれば分離できるように思えます。

パターンカット案

ただ、裏でつながっているかもしれませんしRCAのところのバターンカットはしんどそうです。今回は製品の改造ではないので元々のケースに戻すという制約がなく、逆に仕上げるとき(ケーシング)はボリュームと入力RCAはケースの方に実装することになると思います。ですので、今回はパターンカットせずこの二つを基板から外してそれぞれのアースをつなげて基板のアースからは浮かせた状態にすることにしました。

まず対象とする基板から入力カップリングコンデンサ、ボリューム、RCA端子をはずします。(第一案で使った基板とは異なり入力カップリングとバイアスを維持するコンデンサを替えただけのものです。)入力カップリングの部分はスズメッキ線でショートします。ボリュームは入力につながっている端子とYDA138につながっている端子にスズメッキ線で下駄をはかせてアースにつながる端子を基板から浮かせてしまいます。RCA端子は信号のラインだけつないで、アースの方はつなげて浮かせておきます。これでそれぞれのアースをつないで2.5Vにつなげばいいはずです。