EL34シングルアンプ4
前回までの記事、作製から試聴までが去年の2月から3月のことなのでかれこれ一年ほどほったらかしにしていました。重い腰を上げて改良していきたいと思います。
このアンプは5結でパワー重視の設計のようです。5結でゲインを上げておいて負帰還を多くかける形となっていて半導体アンプに似ている感じです。ですから、まずはこれを3結にします。帰還はまずはなくしてしまいます。本当は電圧をチェックしながら計算して行いたいのですが、真空管を挿しながらこのようなチェックをするにはこのアンプを逆さにして支えるような台が必要に思えます。(皆さんそのような形で整備しておられるのでしょうか?)それはちょこっと面倒なので次の機会にすることにして、とりあえずそれ以外は変えない形で簡単に出力段のロードラインを引き大丈夫そうなのを確認して作業を始めました。まずは、試しにしてみるといったスタンスです。
やることは簡単でEL34ノ4番ピンに来ている線を外して、3番ピンと4番ピンの間を100Ωの抵抗でつなげること(100Ωがなかったので47Ωを直列にしました)。と6n9pへの帰還のラインを外すだけです。
外したラインは絶縁してビニールテープでシャシに張り付けておきました。ものの30分もかからなかったと思います。
音は全然違いました。3結の方が間違いなくいいと思います。皆さん3結にするはずです。音は小さくなりましたが、それでも入力を大きくすれば問題ありません。もっと早くすればよかった。5結でも帰還量を変えたら少しは違うのでしょうか?スイッチで5結、3結を切り替えられるようにして、帰還量も同じように切り替えられるようにしてみようかと思います。その前に、きちっとロードラインを引いて前段をパラレルからSRPPに変更しようと思っていますが、これは前述の作業台を作ってからですね。とりあえずはこの状態でもかなり満足しているので、しばらくはこのまま聴いているような気がします。