宅急便で例の物が届きました。第一印象は「重い」。いじっていたNFJのアンプなどは比べれれば文字通りおもちゃのようです。こんな重いものを宅急便は1140円で配達してくれるとは驚異ですね。トランスが重いのは明らかなので期待できそうな感じです。
外見は金属面に使用感はあるもののきれいです。これはクリーニングすればピカピカになると思います。また、金ぴかのバージョンがネットでは出てきますが、私のはシルバーでこちらの方が好みです。デザイン的には丸みが強調されたデザインで悪くない感じです。縦に長いアンプなのが面白く、大きさ自体はEL34シングルよりむしろ小さいくらいです。真空管は刺さって送られてきました。曙光電子 (Shuguang)のEL34が4本、12AT7が4本でした。EL34についてはシングルのアンプに挿して全部が問題なく動くことが確認できました。12AT7についてはさせるアンプがなく、状態はわかりません。
まずは真空管を抜いて電源を入れてみました。電源コードはついていなかったので適当なものを使いました。期待通り？通電している様子は全くありません。ジャンク品です。ヒューズボックスを開けてみるとヒューズは見事に切れていて、ご丁寧なことに予備のヒューズも入っていましたので交換したうえで、今度はセメント抵抗でダミーの負荷をつけて真空管を挿して電源を入れてみました。今度は見事に通電しましたが、EL34の点灯は問題ないようですが、12AT7のいくつかはヒーターの点灯がおかしいようです。ダミー抵抗をスピーカーに代えて音楽信号を入れてみましたが、うんともすんとも言いません。がっかりした方がいいのか、喜んだ方がいいのかわかりませんが、とにかく今日はここまで。
