研究室の音楽

仕事中は研究室で音楽を聴いています。

YAQIN MC-10T(EL34プッシュプル) ジャンク3:分解開始

さて、修理に取り掛かりますがまずは開けなくてはなりません。初めはひっくり返してビスを取って底板を外したのですが、これでは基板の裏側は見えるものの基板を外すねじにはアクセスできませんでした。上の方のカバーを外さないといけないようです。そこで天板の前後6つの6角ビスと側板の8つのビスを外すと天板が外れ基板を止めるねじにアクセスできました。前後しましたがこのアンプは前段とパワー段両方とも基板に組んであり、かつ前段とパワー段は別の基板に組んであります。信号経路とC電源(本アンプは固定バイアスです)はコネクターで結合するようになっておりハンドリングはしやすそうです。

まずはこの状態でダミー抵抗を当てて真空管を入れて危なそうな前段の電圧をチェックしてみました。すると初段のSRPP 回路に於いて真空管の間の電圧が0ですので、真空管がダメか回路が断線しているようです。やはり前段の基板を外さないといけないようです。B電源とヒーター電源の線をはずしねじを外したのち、裏側のNFBの線を外すと前段基盤が外れました。出力段基板も取り付け式ですがこちらは電源トランスを外さなければ取り出せないようになっており、アウトプットトランスへの配線まで外してとなると少し大事ですので、まずはこのままにして、清掃を行い

前段基板を外しにかかっているところ。電源はすでに外している。


回路解析を行っていくこととしました。