次に決めるのは安定化の回路です。初めは両側に3端子レギュレータを用いた定電圧回路を設計しテストもしたのですが、全体で大きくなりすぎて実装は困難でした。ですので、今回はバイポーラトランジスタを用いたリプルフィルター回路とします。やはり、スペースの問題でダーリントン結合ではなく裸でトランジスタを使います。電流の不足が心配ですが、プリアンプでは大丈夫という計算です。
トランジスタは小信号用としては比較的電流が流せるS8050とS8550のコンプリペア、基準のコンデンサは固体コンデンサ35V耐圧を使用しました。回路としてはこれ以上ないほど単純で工作も簡単です。
色々つけ足したいのですが、±両方となるとスペースが許してくれません。そのスペースですが結構キチキチで以前入力カップリングをBCコンポーネントのものから小さなWIMAのMSK2に変更した、そのスペースを利用することにしました。バルクコンデンサをまたいだ形で実装します。これは後程お見せいたします。